アニメ版『ドルアーガの搭』布教

Ciao!!
ローマ滞在中のgokkuminです。
月一回の更新を目指しておりますが全く達成できていませんね…
さてさて、前の記事から今までの間に話題になるアニメもいろいろ出てきましたね。
まどマギ、あの花あたりはその中でもかなり関心を集めている作品なのではないでしょうか。
そろそろ感想等も出そろってきたころなのではないかと思います。
こんなこと書いているとまどマギやあの花の記事を書くのだな…と思われそうですね。
でも、大間違いです。
作品そのものに対してはすぐにでも書くことはできるでしょうけど、私のような素人が「ループものが〜〜〜」「美少女ゲームの影響が〜〜〜」とかどこかで聞いたようなことをここで書いても仕方ない気がするので。
どちらかというと震災後のアニメ作品がどうなっていくのかの方が気になります。
そしてその文脈に作品たちをどう位置付けることができるのかとか。
何かの終わりなのか始まりなのか、はたまた一時期話題をさらったただの一作品なのか。
まぁ、そういったことは時間がたたないと見えてこないことですので、しばらく放っておきます。


それで何を書くのかというと、全然関係ないアニメ版『ドルアーガの搭』についてです。
何で今更そんな作品を持ち出してくる!!って感じですが、あまり注目もされていなかったようですので、布教しておこうと思います。
Twitterでつぶやいても誰も食いついてこないので、熱烈に宣伝しておきます。
みのりんも出てますし←これ大事。


あらすじやら何やら説明するのは面倒なのでドルアーガの塔 (テレビアニメ)wikipedia参照。


といいながら一応引用もしておきます。

ドルアーガの塔』(ドルアーガのとう)は、ナムコ(現バンダイナムコゲームス)のコンピュータゲーム『ドルアーガの塔』を原作としたテレビアニメ作品。アニメーション制作はGONZO

2008年4月より『ドルアーガの塔 〜the Aegis of URUK〜』( - ジ イージス オブ ウルク)が放送され、また、2009年1月より第2期『ドルアーガの塔 〜the Sword of URUK〜』( - ザ ソード オブ ウルク)が放送された。

あらすじ

ドルアーガの塔 〜the Aegis of URUK〜

勇者ギルと巫女カイの物語が伝説として伝承された80年後の世界。5年に一度だけ天上のアヌ神の加護により、塔内の魔物は力を失ってしまうアヌの夏。その3度目のアヌの夏が訪れようとしている時、塔内都市メスキアではギルガメシュ王により建国されたウルク国の軍がドルアーガ討伐のため3度目の出征に備え、冒険者達が塔の最上階に眠るという伝説の秘宝「ブルークリスタルロッド」の噂を聞きつけ賑わっていた。彼らの目的はドルアーガの討伐なのか、それとも「ブルークリスタルロッド」の奪取か。今、剣と魔法の大冒険が始まる!!

ドルアーガの塔 〜the Sword of URUK〜

ジル達の活躍によってドルアーガが倒され、塔からも魔物の姿は消えウルク国に一時の平和が戻った。しかし、ジルはカーヤの裏切りによる傷心のため部屋に引きこもり、ファティナもそんなジルの世話をしながら魔物のいなくなった塔で観光客相手のガイドをして生活費を稼ぐ、どこか満たされない毎日を過ごしていた。そんなある日、気分転換に訪れた先でジルはカイと名乗る少女に磔にされたカーヤの幻像を見せられる。その幻はいずれ現実に起きることだと語るカイに導かれ、カーヤの死を阻止しその真意を確かめるため、ジルは再び仲間と共に塔を登る事を決意する。今、二度目の大冒険が始まる…。

こんな感じです。
ゲームの方で知っている人もいるのではないかと思います。
アニメと連動してネトゲの方もサービス開始しました。
かなりの作業ゲ―、クリゲ―という評判をよく聞きますがこれについては触れません。


この作品がかなり良くできているんですよね。特に第一期。
第一話のひきはもちろん、間のギャグ回、最後の戦闘などなど魅せるところでちゃんと魅せています。
第一話は表裏があり、表は主人公ジルが夢の中で大活躍する回、裏は現実のジルがダメダメな回になっているわけですが、このベタな夢落ち展開が良くできている感じです。
搭の頂上を目指すファンタジーという分かりやすすぎる設定の上に、もともとのゲームをそのままアニメにしたわけではないといった部分で、どう魅せるか、どんな作品にするかという部分でかなりの困難があったのではないかと思いますが、一話でベタな勇者活劇を見せることで「なんだこれ??」(いい意味で)と思わせることには成功していたのではないかと思います。


一話以外で目を引くのは第八話です。
ドルアーガの塔内でドルアーガの搭をプレイするというなんとも言えない回です。
しかもこれが伏線になっていたりするからなんとも…w
先にも書きましたが塔の頂上を目指すファンタジーというかなり枠が絞られている中で、どう視聴者を引き付けるかが問題になってきます。
あえて直球で勝負するのもありですが、私の感覚でしかないですが、直球勝負にするには尺が短すぎる。
この作品は(特に第一期)、その辺りの制約を割り切った上で、ギャグ回を織り交ぜながらもそれだけで終わらせずしっかり伏線をはったり、登場キャラの成長を見せたりするのをうまいことこなしていたと思います。


こんな感じでギャグ回を織り交ぜながら視聴者を引込んだうえでの最終二話は相当魅せてくれる出来です。
深読みとかすることも必要ないような展開なのですが、主人公の成長をしっかり描ききっている感じです。
その上で第二期へとしっかり繋げています。
燃える展開でもあるのでそういうのが好きな人には最終二話はお勧めです。
一話であれだけ王道ファンタジーをバカにしたことをやっておきながら、最終的な着地点は王道というのがまた何とも言えない感じです。


第二期に関しては第一期とはかなり雰囲気が変わっています。
ドルアーガの搭」という枠がなくなったおかげでかなり自由度高くやっている感じです。
第一期で引き付けた勢いがあるおかげで、王道ファンタジーをやっても何とかなった感じですね。
やはり序盤の引き付けは大事です。
一期を二期と同じ雰囲気でやってたらダメダメだったでしょうね。


二期に関しては、ジルほどバカではないもののカーヤやニーバほどうまくはやれないファティナがいい味出しています。
正直、ファティナがいい味出してなかったら二期はもたなかったのではないかと思うぐらいですw
前につぶやきましたが、これほどいい味出しているキャラでありながらニコニコとかみてても「ひぎぃ」しか注目されていないんですよね。もったいないw
一期、二期を通してジルの成長物語として見ることもできますが、「盾になりたい」とか「登頂者だから」とかどこまでいっても直線的で分かりやすい主人公に対して、周りのキャラたちがいい味を出して物語を支えていたように思います。


あとは一期、二期ともにOPが頑張っていましたねー
お勧めです。


とりあえずドルアーガの搭でお勧めの部分を並べ立ててみました。
深読みが出来たり、驚きがあったりするような作品ではないですが、このまとまり具合はなかなかのものがあると思います。
一期はコードギアス2期、マクロスF、二期はとらドラ!CLANNAD 〜AFTER STORY〜、とある魔術の禁書目録(第1期)に囲まれての放送だったので、正直目立たない作品ですけどお勧めです。
特にファティナ。
以上、布教でしたーw