2009年もあとわずか、ゼロ年代ももうすぐ終りですね。

みなさまいかがお過ごしでしょうか。
私はひたすら今日届いた原稿のチェックとかして過ごしております。
実家に帰る前に何とか目処はたちそうです。

今年中にあと一回ブログ更新しようと思っていましたが、予定通りにはいかないものでこのザマですw
一応『思想地図vol.4』は読了しました。
クォンタム・ファミリーズ』は3分の1ほど読んで止まっております。
出来ればゼロ年代の間に読み終わりたかったのですが…

とりあえずQFを読み終わったら感想でも書こうと思っております。
『思想地図』のほうはなかなか曲者でどう感想を書くかは考え中です。
今回は村上春樹的想像力と宇野常寛さんのゼロ年代理解が中心だったように私には思えました。
いずれにしてもポスト・ゼロ年代において「島宇宙(断片)」を横断するようなハイブリッドな想像力をいかに作り上げていくかということが焦点になっています。
そのような想像力として「関係性の文学」と「バトルロワイヤル系」の二つがあげられていました。
前者は男性的な(セカイ系的な)「所有」の発想によるのではなく女性的な「関係性」による想像力。
後者はバトルロワイヤル化した状況を引き受けた上で、断片同士のコミュニケーションを表現の根拠とするような想像力。
このあたりのことを中心に感想を書きたいと思っているのですが、宇野さんの『ゼロ想』を読み直してからにしたいですし、斉藤環さんの『関係の化学としての文学』も積んだままなので読んでからにしたいです。
そんなこと言っていたらいつまでたっても更新できそうにないですねw

あと『NOVA1』、『批評のジェノサイズ』あたりも読んで感想を書きたいですねー
アニメ関係のことも少しは書きたいなぁと思ってますが、今すぐ書けるようなネタがね…
「ロボットアニメにみる「一つになる」という欲望」(物語面)とか「綾波レイの系譜」(キャラクター面)の二つの記事を考えてはいるのですが、
在り来りなことしか書けそうにないのでむしろ「機動戦艦ナデシコにおける「擬似家族」と「正義」」的な誰も分からないようなことを書こうかなとも考えてますw
まぁ、来年も少しずつ更新していこうと思ってますのでよろしくお願いします。

では、皆様良いお年をお迎えください。
来年もよろしくお願いしますねーノシ